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製品情報product

母材コンクリート改質工法

工法概要

母材コンクリート改質工法とは

固化型けい酸塩系表面含浸工法と表面保護工法の併用

固化型けい酸塩系表面含浸材を表面保護工法(表面被覆・断面修復)の下地改質工に用いる補修工法です。


母材コンクリート(下地コンクリート)の改質を行った上で、表面被覆材・断面修復材を施工することにより、コンクリート表層部と表面(内と外)を二重に保護し、既設コンクリート構造物を長寿命化します。


 


【L-OSMO固化型KK】は母材コンクリート改質(下地改質)に最適な材料です

反応型けい酸塩系表面含浸材が、適用不可となる表層部が中性化したコンクリートを改質できます。

母材コンクリートの付着性を損ないません。


他の工法ではアプローチの困難なコンクリート表層部(内部)を副作用なく改質(緻密化)できます。(緻密化された保護層を形成)


他の補修工法に比べ手軽に施工できコストパフォーマンスもよいです。


母材コンクリート改質材【L-OSMO固化型KK】の詳細はこちら


ポリマーセメントモルタルとの付着強さ試験の詳細はこちら


接着剤・塗装材との付着強さ試験の詳細はこちら


 


予算を大幅に増やすことなく、予防保全・長寿命化対策ができます

従来工法での補修に加え、固化型けい酸塩系表面含浸工法を施すことで費用を抑えつつ予防保全・長寿命化対策ができます。


 


補修効果が⻑期間期待できます

表面被覆材(ポリマーセメントモルタル、塗装材など)が剝がれても、コンクリート内部の緻密化された保護層が劣化因子(⽔分・塩化物イオン・二酸化炭素)の侵⼊を抑制します。


 



 


特許第7311215号


 


【けい酸塩系表面含浸材】とは

コンクリートに含浸・浸透し、コンクリート表層部を緻密化、0.2㎜以下のひび割れを閉塞することでコンクリートの耐久性を向上させる材料です。


コンクリート表面に、刷毛、ローラー、噴霧器で塗布する、けい酸アルカリ金属塩を主成分とするアルカリ性・無色透明・無機系(非溶剤系・不燃性)の液状材料です固化型】と【反応型】に分類されます。


シラン系表面含浸材(撥水型)とけい酸塩系表面含浸材(緻密化型)の比較はこちら



用途

既設コンクリート構造物の予防保全・長寿命化

中性化・塩害・凍害・複合劣化対策

【土木構造物・公共建築物・農業用開水路】

 


こんな時に【母材コンクリート改質工法】をお役立てください

・表面被覆工法・断面修復工法での補修に加え、予防保全・長寿命化対策を施したい時


・荷重を変えずに、表面被覆工法・断面修復工法の補助・強化を施したい時


・表面被覆材が剝がれた場合に備えて、母材コンクリート表層部を改質・強化したい時



 


固化型けい酸塩系表面含浸工法と併用する工法の例

・無機系表面被覆工法(ポリマーセメント系材料など)


・断面修復工法(セメントモルタル・ポリマーセメントモルタルなど)


・有機系表面被覆工法


塗装工法(エポキシ樹脂系材料・アクリル樹脂系材料・ポリウレタン樹脂系材料など)


シート工法(はく落防止 ガラス繊維シート・炭素繊維シートなど)


・耐震補強工法(RC巻き立て・鋼板巻き立てなど)



 


ひび割れ補修工法との併用も効果的です

潜在的な補修対象の0.2㎜未満のひび割れの予防保全

ひび割れ補修箇所の周辺部に固化型けい酸塩系表面含浸材を塗布することも効果的です。

0.2㎜以上のひび割れ補修と一緒に、潜在的な補修対象の0.2㎜以下のひび割れを固化型けい酸塩系表面含浸材で充填することで劣化の進展を抑制し、ライフサイクルコスト低減を期待出来ます。



工法図解


農業水利施設の補修・補強工事に関するマニュアル【開水路編】

農林水産省HPより 20233月改訂 新技術の取り込み「表面含浸工法」

無機系表面被覆工法の補助工法としてけい酸塩系表面含浸工法が取り上げられました

 


【けい酸塩系表面含浸材】をポリマーセメントモルタル等の表面または、下地コンクリートに適用しすることでコンクリート構造物の長寿命化が期待できます。


 



  1. 1.母材の品質向上


ポリマーセメントモルタル等を施工する下地コンクリートに【けい酸塩系表面含浸材】を塗布する工法


 



  1. 2.無機系被覆材の品質向上


ポリマーセメントモルタル等の上から【けい酸塩系表面含浸材】を塗布する工法


 


農林水産省「農業水利施設の補修・補強工事に関するマニュアル【開水路編】」の解説はこちら


 



 



 


ポリマーセメントモルタルでの透水量試験

【けい酸塩系表面含浸材】を表面に塗布したポリマーセメントモルタル試験体での透水量試験


【L-OSMO】シリーズの塗布によりポリマーセメントモルタルの防水性が向上することを確認しています。


ポリマーセメントモルタルでの透水量試験の詳細はこちら



母材コンクリート改質材【L-OSMO固化型KK】


固化型けい酸リチウム系コンクリート表面含浸材【既設特化型】

・母材コンクリートの付着性を損ないません。


・他の工法ではアプローチの困難なコンクリート表層部(内部)を副作用なく改質(緻密化)できます。


・0.2㎜以下のひび割れを閉塞します。


・再施工が容易です。


・他の補修工法に比べ手軽に施工できコストパフォーマンスもよいです。


・反応型けい酸塩系表面含浸材が、適用不可となる表層部が中性化したコンクリートを改質できます。


 


NETIS:HK-070015-V(掲載終了技術)


特許第4484872号


特許第7311215号


 


農林水産省「農業水利施設の補修・補強工事に関するマニュアル【開水路編】」


けい酸塩系表面含浸工法(固化型)に使用する材料・工法の品質規格値(案)適合品


農業農村整備民間技術情報データベース(NNTD):登録番号1361


 


標準塗布量:300g/㎡(150g/㎡×2回塗り)


標準作業量:300㎡/日


設計価格 :材工3,500円/㎡ (建設物価832頁・積算資料公表価格版266頁)


母材コンクリート改質材【L-OSMO固化型KK】製品詳細はこちら


 


施工手順


 


表層部が中性化したコンクリートでの改質機構


 


 


 


中性化を促進させた試験体での透水量試験

二酸化炭素濃度5%にした中性化槽内で、2週間中性化を促進させた試験体での透水量試験


表層部が中性化したコンクリートへの有効性を確認しています。


透水比29%(抑制率71%)



試験終了後、試験体を割裂し中性化環境で試験を実施していることを確認しています。


(アルカリ性付与が出来ていないことも同時に確認しています。)


中性化を促進させた試験体での透水量試験の解説はこちら


 


付着強さ試験

表面保護工法(表面被覆・断面修復)の下地改質工への適用性


【けい酸塩系表面含浸材】塗布後、表面被覆材を施工した試験体での付着強さ試験


表面被覆材の付着性を阻害しないことを確認しています。



 




※本試験結果をもって全ての表面被覆材と【L-OSMO】シリーズの付着性を保証するものではありません。施工の際は、サンプルをご提供しますので相性確認をお願いします。


付着強さ試験用のサンプルのお問い合わせはこちら


ポリマーセメントモルタルとの付着強さ試験の詳細はこちら


接着剤・塗装材との付着強さ試験の詳細はこちら


技術資料

目的別データライブラリーに【けい酸塩系表面含浸材】に関する試験データ・耐用年数・規程類・試験方法の解説などを豊富に取り揃えております

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