メニュー

閉じる

目的別データライブラリーdata library

19.反応型けい酸塩混合型表面含浸材の打継ぎ部への適用性
打継ぎ試験体での透水量試験

打継ぎ試験体での透水量試験

1. 試験概要

反応型けい酸塩混合型表面含浸材が打継ぎ部を改質(緻密化)することを、打継ぎ試験体での透水量試験により確認した。


 


2.試験体

基板


モルタル基板 普通ポルドランドセメント使用


配合   :水セメント比(W/C)= 51.5 %


1層目 :スランプ = 12.0 cm 空気量 = 5.2 %


2層目 :スランプ = 11.5 cm 空気量 = 4.8 %


寸法   :角柱150×150×520 mm


 


表面含浸材


反応型けい酸塩混合型表面含浸材:L-OSMO反応型SG(標準塗布量200 g/㎡)


(けい酸リチウム・けい酸ナトリウム・けい酸カリウム配合)



 


3. 試験方法

150×150×520 mm型枠に75 mm高さで1層目を打設し、打設後1日間経過後に打継ぎ面に【L-OSMO反応型SG】を塗布した。塗布後1日間経過後に2層目を打設し、2層目打設後6日間経過後に外周面に【L-OSMO反応型SG】を塗布し打継ぎ部を試験面とした。


外周面への【L-OSMO反応型SG】塗布後14日間経過後、透水量試験器を貼付け、注水後試験を開始した。JSCE-K 572に準じて7日間経過後の透水量を無塗布試験体、打継ぎ面のみ塗布試験体、打継ぎ面と外周面塗布試験体で比較し透水抑制率を算出した。


 



 


 


4. 試験結果

7日間経過後の透水量(3ヶ所平均)を表1、図1に示す。


 



 


 



 


反応型けい酸塩混合型表面含浸材塗布による打継ぎ部の遮水性向上により緻密化が確認された。


打継ぎ面と打継ぎ部外周面に反応型けい酸塩混合型表面含浸材を塗布した場合が、最も良好な結果が得られた。


 


 


【この記事のPDFダウンロード】