13.反応型けい酸塩混合型表面含浸材と塗装材の付着強さ試験
反応型けい酸塩混合型表面含浸材の下地改質工への適用性
反応型けい酸塩混合型表面含浸材と塗装材の付着強さ試験
1. 試験概要
反応型けい酸塩混合型表面含浸材が、塗装材の付着性を阻害しないことを、反応型けい酸塩混合型表面含浸材塗布後、塗装材を施工した試験体での付着強さ試験により確認した。
2. 試験体
基板
モルタル基板 普通ポルドランドセメント使用
配合:水セメント比(W/C)= 50 %
寸法:角柱100×100×400 mm
表面含浸材
反応型けい酸塩混合型表面含浸材:L-OSMO反応型SG(標準塗布量200 g/㎡)
(けい酸リチウム・けい酸ナトリウム・けい酸カリウム配合)
塗装材
アクリル樹脂系塗装材
アクリル樹脂系塗装材(複層)
ウレタン樹脂系塗装材
3. 試験方法
基板の打設後14日間経過後に【L-OSMO反応型SG】を標準量塗布し、塗布後14日間経過後に塗装材を施工し、施工後約2ヶ月経過後に引張試験機を用いて付着強さ試験を行った。
※【L-OSMO反応型SG】は本来であれば塗布後に洗浄を行うのだが、洗浄の有無による付着性の差異を確認するため【L-OSMO反応型SG】塗布後の洗浄無し試験体と洗浄有り試験体を作成して比較を行った。
4. 試験結果
試験結果(接着強さ、破断箇所)表1~3に示す。破断箇所の状況を写真5~7に示す。
反応型けい酸塩混合型表面含浸材【L-OSMO反応型SG】の無塗布・塗布で接着強さに大きな差異は見られなかった。反応型けい酸塩混合型表面含浸材が、塗装材の付着性を阻害することは確認されなかった。
※含浸しきらず表面に残存した薬剤の洗浄は必要です。
※本試験結果をもって全ての表面被覆材と【L-OSMO】シリーズの付着性を保証するものではありません。施工の際は、サンプルをご提供しますので相性確認をお願いします。