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11.反応型けい酸塩系表面含浸材と塗装材の付着強さ試験
反応型けい酸塩系表面含浸材の下地改質工への適用性

反応型けい酸塩系表面含浸材と塗装材の付着強さ試験

1. 試験概要

反応型けい酸塩系表面含浸材が、塗装材の付着性を阻害しないことを、反応型けい酸塩系表面含浸材塗布後、塗装材を施工した試験体での付着強さ試験により確認した。


 


2. 試験体

基板


モルタル基板 普通ポルドランドセメント使用


配合:水セメント比(W/C)= 50 %


寸法:角柱100×100×400 mm


 


表面含浸材


反応型けい酸ナトリウム系表面含浸材:L-OSMO反応型XP(標準塗布量400 g/㎡)



 


塗装材


アクリル樹脂系塗装材


アクリル樹脂系塗装材(複層)


ウレタン樹脂系塗装材


 


3. 試験方法

基板に【L-OSMO反応型XP】を標準量塗布し、養生後塗装材を施工し、養生後引張試験機を用いて付着強さ試験を行った。


 


4. 試験結果

試験結果(接着強さ、破断箇所)を表1~3に示す。


 



 


反応型けい酸塩系表面含浸材【L-OSMO反応型XP】の無塗布・塗布で接着強さに大きな差異は見られなかった。


反応型けい酸塩系表面含浸材が、塗装材の付着性を阻害することは確認されなかった。


 


※含浸しきらず表面に残存した薬剤の洗浄は必要です。


※本試験結果をもって全ての表面被覆材と【L-OSMO】シリーズの付着性を保証するものではありません。施工の際は、サンプルをご提供しますので相性確認をお願いします。


 


 


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