10.反応型けい酸塩系表面含浸材と接着剤の付着強さ試験
反応型けい酸塩系表面含浸材の下地改質工への適用性
反応型けい酸塩系表面含浸材と接着剤の付着強さ試験
1. 試験概要
反応型けい酸塩系表面含浸材が、接着剤の付着性を阻害しないことを、反応型けい酸塩系表面含浸材塗布後、エポキシ樹脂系接着剤を施工した試験体での付着強さ試験により確認した。
2. 試験体
基板
モルタル基板 普通ポルドランドセメント使用
配合:水セメント比(W/C)= 50 %
寸法:角柱100×100×400 mm
表面含浸材
反応型けい酸ナトリウム系表面含浸材:L-OSMO反応型XP(標準塗布量400 g/㎡)
接着剤
エポキシ樹脂系接着剤:塗継ぎ・打継ぎ用・湿潤面接着可能
3. 試験方法
基板に【L-OSMO反応型XP】を標準量塗布し、塗布後6時間経過後に接着剤を施工し、施工後14日間経過後に引張試験機を用いて付着強さ試験を行った。
4. 試験結果
試験結果(接着強さ、破断箇所)を表1に示す。
反応型けい酸塩系表面含浸材【L-OSMO反応型XP】の無塗布・塗布で同等の接着強さとなった。
反応型けい酸塩系表面含浸材が、接着剤の付着性を阻害することは確認されなかった。
※含浸しきらず表面に残存した薬剤の洗浄は必要です。
※本試験結果をもって全ての表面被覆材と【L-OSMO】シリーズの付着性を保証するものではありません。施工の際は、サンプルをご提供しますので相性確認をお願いします。