Osmo[オズモ] 建築防水用

Osmo建築防水用はコンクリートの表面から浸透し、
コンクリート内部に防水層を形成します。

用途

建築物の防水にお使いください。(駐車場、屋上、ベランダ、階段、パラペット、庇、サッシ廻り、土間コンクリート、地下ピット等)Osmo建築防水用は新設のコンクリート構造物(断面修復後のものを含む)にお使いください。中性化が進行し、コンクリート表層部の水酸化カルシウムが減少している場合は充分な性能を発揮できません。

特徴

コンクリートの表層部の空げき、微細クラックから内部に浸透します。コンクリート中の水酸化カルシウムと反応して、セメント水和物に組成の近いC-S-Hゲルを生成し、コンクリート表層部を緻密化します。緻密化することにより外部からの水の浸入を抑制します。完全無機質ですので紫外線劣化がありません。

性能

JASS8T-301の規格(日本建築学会工事標準仕様書・同解説 JASS8防水工事「ケイ酸質系塗布防水材料の品質及び試験方法」)に適合している製品です。((財)建材試験センター検証)無塗布と比較した透水係数が15%(抑制率85%)であり規格基準33.3%以下(抑制率66.6%以上)を上回っています。

アウトプット式透水試験器を用いて、水圧0.294MPa(高さ30mの水頭の水圧)を負荷し、単位時間に流出する水量を測定して透水係数を算出する。

表面変化

Osmo建築防水用は浸透して表面に残りませんので、付着力に影響を与えません。わずかに濡れ色を呈する状態になるだけです。

付着試験結果
引張強度測定結果(N/mm2

  アクリル系(エマルジョン) 破断
箇所
アクリル系(複層) 破断
箇所
ウレタン系 破断
箇所
無塗布 2.7 A 1.9 C 3.2 A
Osmo建築防水用 2.8 C 1.6 C 3.1 A

[破断箇所による分類]
A:基板破壊 B:基板と塗膜の界面破断 C:塗膜内の凝集破断 D:ジグと塗膜の界面破断

すべてのものに対する付着性能を保証するものではありません。事前に試験をお願いいたします。

使用方法

  • 原液のまま使用してください(使い切り)
  • 湿潤状態(目視状況:全体に濡れ色が残っている状態 指触状況:わずかに指が湿る程度:含水率約7%)で塗布してください。
  • 原液100ml (142g)/m2を2回塗布(計200ml (284g)/m2 刷毛、ローラーで塗布してください。
    (施工面積が大きい場合は水道水で2倍に希釈して噴霧してください。2倍希釈液200ml (242g)を2回塗布計400ml (484g)です)

安全性

作業時の排出液や施工した後の構造物から有害物質が溶出することはありません。
浸出試験(JWWA Z 108 2004)作業時の排出液
(財)日本食品分析センター

施工要領

①仮設養生 前処理や素地調整に伴って発生するコンクリート殻、粉じん及び洗浄水に対して、またOsmo建築防水用が施工箇所周辺に飛散や汚染の恐れがある場合にはしっかりと養生してください。周辺のガラスや金属に付着しますと固結して取れなくなることがあります。
②前処理 ひび割れ注入や著しい凹凸の平滑処理、劣化因子を含有した部分および脆弱部分の除去、除去された部分の断面修復を行います。
③素地調整 コンクリート表面のレイタンスや剥離剤をブラスト処理や電動工具等で除去、あるいは高圧洗浄により清掃するなど、Osmo建築防水用の含浸を阻害する物質を除去してください。
④一次散水 施工面に適切な量(目視状況:全体に濡れ色が残っている状態 指触状況:わずかに指が湿る程度:含水率約7%:湿潤状態)の水(水道水)を散水します。
⑤一次塗布 湿潤状態でOsmo建築防水用原液1m2当り142g(100ml)をローラー・刷毛等で均等に塗布します。(原液を容器のままよく混ぜること)
⑥二次散水 塗布後は30分程度、湿潤状態(目視状況:全体に濡れ色が残っている状態 指触状況:わずかに指が湿る程度:含水率約7%)を保つため散水(水道水)をしてください。
⑦二次塗布 湿潤状態でOsmo建築防水用原液1m2当り142g(100ml)をローラー・刷毛等で均等に塗布します。(原液を容器のままよく混ぜること)
⑧洗浄 二次塗布後は30~45分程度散水養生を行います。その後、高圧洗浄等で塗布面の残存薬剤を洗い流してください。
⑨施工完了時の確認 周辺のガラス・金属に薬剤が付着している場合にはただちに流水で洗い流してください。

施工要領PDFダウンロード  ※施工ビデオをご参照ください

施工上の注意事項

  • Osmo建築防水用は強アルカリ性ですので、作業の際には直接、眼や手につかないよう防護してください。
  • 湿潤養生や洗浄に使用する水は必ず水道水を使用してください。(水道水以外の水を洗浄等にお使いになると含まれる成分に反応し、塗布面が白くなる場合があります。)
  • シラン系の含浸材(撥水剤)の施工や、塗装をする場合は、Osmo建築防水用を必ず先に塗布し、養生期間(4週間程度)が終了してからお願いします。すでにシラン系含浸材や塗装されている所にはOsmo建築防水用の塗布はお止めください。(事前に確認してください)
  • Osmo建築防水用施工前に酸洗いはおやめください。
  • 塗布作業および養生は5℃以上の環境で行ってください。(冬期間は採暖による作業・養生環境が必要です)
  • 施工環境が30℃を超える場合には施工面に散水をしてください。
  • 施工に当っては部位によりロス率を勘案してください。
    〈ロス率 上向き:15% 横向き:10% 下向き:5%〉
  • 噴霧の場合には、強風時に施工をすると、設計塗布量を塗布できない恐れがありますので注意してください。
  • 施工要領⑧の洗浄が不足すると塗布面が白くなることがありますので、十分な洗浄を行ってください。
  • 天井面や表面に凹凸がある部位は、水滴ができやすくOsmo建築防水用薬液が表面に残り、白く固化することがありますので注意してください。
  • 海の近くの構造物に施工する際は、飛来してくるカルシウム、マグネシウムの影響を受け白くなることがあります。洗浄をしっかりと行い、試しに小面積での施工をし確認することをお願いします。(HPの見解書を参照してください)
  • 塗装した面や、ガラス、金属面に誤ってOsmo建築防水用が付着してしまった場合には、ただちに流水で洗い流してください。場合によっては固結して取れなくなります。
  • Osmo建築防水用は開封後使い切りでお願いします。(薬液は廃棄物として「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づいて処理してください)

保管上の注意事項

Osmo建築防水用は5~40℃の直射日光を避けた環境で保管をお願いします。

製品荷姿

タフテナー 8リットル[40m2施工可能]
一斗缶 16リットル[80m2施工可能]

※実際の施工の際にはロス率を勘案してください。
(施工ロス率:上向き:15% 横向き:10% 下向き:5%)
原液100ml(142g)/m2を2回塗布(計200ml(284g)/m2


製品概要

色(薬剤):無色透明
密度(比重):1.400~1.480g/cm3
pH値:12.4~13.2