Osmo[オズモ] 現場透水量試験器

Osmoシリーズ施工前(3箇所)と施工後(3箇所)、
同一箇所で試験をして下さい。
(本体器材のみで接着剤等は含みません)

けい酸塩系表面含浸工法の設計施工指針(案)[コンクリートライブラリー137]では「完工検査」の実施が発注者にあることが明記され、直接試験による性能確認が義務付けられました。性能確認試験は施工後28日以上経過した後するものとされました。現場から採取したコンクリートコアを試験体とする加圧透水試験あるいは現場において実施する透水量試験を最も信頼性の高い方法として推奨しています。

Osmo現場透水量試験器は上記指針(案)に対応した製品です。施工前と施工後のコンクリートの透水量の差を比較することにより施工現場で簡易に数値による性能確認試験が可能です。電源設備、コンプレッサー等の特殊な機材が必要なく簡単に正確な計測が可能です。

現場透水量試験器の計測結果 参考例

透水量試験器に関する見解書

壁面用 実用新案第3172025号

水平部用 実用新案第3172025号

天井面用 実用新案第3172498号

水平部用・壁面用

含浸材の施工前と施工後、各3カ所に試験器を貼付け、注水(水道水)し透水量を計測します。施工前と施工後と比較するだけの簡単な方法です。施工前と施工後は同一箇所で試験をお願いします。

  • パイプ部分に目盛があり計測が容易です。
  • 水漏れがしにくい構造です。
  • 水を注入する際、試験器内部に空気が残りにくい構造です。
  • 器具を取外した跡が残りにくくなっています。
  • 冬期間は外気温により接着剤の硬化が遅くなるため、採暖養生が必要です。
  • 器具の取付後、注水した水が凍ると爆裂する可能性があります。
  • 繰り返し使用しますと器具の変形により、器具取り付け後の漏水の可能性が高くなり、正確な計測が難しくなります。器具は使い捨てをお願いします。
  • 測定期間は1週間を推奨していますが、3日以上の測定期間であれば問題ありません。
  • コンクリートの透水量は同時打設の場合であっても測定場所によって数値が大きく変動することがあります。また、けい酸塩系表面含浸材を施工した時の透水抑制率は、元のコンクリートの透水量によって変動します。従いまして性能確認の絶対的な数値はございません。
  • 性能確認試験の報告書例は弊社HPを参照してください。

施工要領

工程①

計測箇所選定・清掃
  • 接着面が乾燥しているしていることを確認してください。(雨天の場合は施工をおやめください)
  • 試験器を接着する箇所を選定し、周辺の汚れをブラッシングにより清掃、ウエス等で拭き取ります。
    ※選定する際、欠陥箇所(ひび割れ、あばた、骨材露出)のない表面を選定してください。

工程②

剥離剤塗布(試験終了後、器材を剥がしやすくします)
  • 型紙(製品に付属しています)を使用し接着剤が付着する面に下地処理材(剥離剤)を塗布します。
    ※推奨剥離剤:はくりプライマー(コニシボンド)

工程③

接着剤を試験器に塗布、試験器接着
  • 試験器のつば部分に接着剤を適量塗布し、剥離剤が乾燥していることを確認してから試験器を接着します。(1~2分程度押さえつける)
    ※推奨接着剤:はくりシールONE(コニシボンド)
    ※接着剤は2mm弱の厚さで均等に塗ってください。接着する面には段差がついています。
    ※接着剤が試験器の穴から溢れだすことを確認し、均一に接着するようしっかりと押さえつけてください。
  • 接着剤が内側にはみ出さないようにしてください。

工程④

注水・試験開始
  • 接着剤が固化してから注水を開始します。
  • 漏水がないか確認してください。漏水している場合は接着不良により試験器落下の可能性があるため、別の試験箇所で再度接着を行うか、接着剤を除去してから同一箇所に接着してください。
  • スポイトで目盛を微調整してください。
  • 注水口にパラフィルムまたはラップ等でキャップをしてください。

工程⑤

測定
  • 器具貼付け1週間後に透水量を測定します。(測定中に透水量が多い場合には追加で注水し、透水量に合算してください。)

工程⑥

試験終了
  • 試験終了後、接着面にスクレーパー等をさし入れ、ゆっくりと剥がしてください。
  • 接着剤をきれいに除去し、ブラシで水洗い洗浄してください。
    ※水平部用も同様の手順となります。

施工要領PDFダウンロード  ※施工ビデオをご参照ください

天井面用

天井面用透水量試験器は含浸材の施工前と施工後、各3ヵ所に試験器を貼付け、スポンジを介してコンクリートに吸水させるという独自の工法です。施工前と施工後は同一箇所で試験をお願いします。

  • 塗布前計測:含浸材を塗布する前に、器材に水(水道水500g)を注水しその重量を記録した後、接着します。7日後に器材を水がこぼれないように丁寧に外し重量を計測し、重量の差を算出します。重量の差が透水量(A)です。(本体・スポンジ・接着剤・水(水道水500g)の総重量は1㎏を少し下回ります)
  • 塗布後計測:含浸材を塗布し養生を終えた後、塗布前計測と同一場所で計測します。器材に水(水道水500g)を注水し、その重量を記録した後、接着します。7日後に器材を水がこぼれないように丁寧に外し重量を計測し、重量の差を算出します。重量の差が透水量(B)です。
  • 透水比の算出:塗布前・塗布後の透水量を用いて透水比(透水抑制率)を算出することができます。
    [透水比率(%):B÷A×100
    [透水抑制率(%):100-B÷A×100
  • 冬期間は外気温により接着剤の硬化が遅くなるため、採暖養生が必要です。
  • 器具の取付後、注水した水が凍ると爆裂する可能性があります。
  • 繰り返し使用しますと器具の変形により、器具取り付け後の漏水の可能性が高くなり、正確な計測が難しくなります。器具は使い捨てをお願いします。
  • コンクリートの透水量は同時打設の場合であっても測定場所によって数値が大きく変動することがあります。また、けい酸塩系表面含浸材を施工した時の透水抑制率は、元のコンクリートの透水量によって変動します。従いまして性能確認の絶対的な数値はございません。
  • 性能確認試験の報告書例は弊社HPを参照してください。

施工要領

塗布前計測

工程①

計測箇所選定・清掃
  • 接着面が乾燥しているしていることを確認してください。(雨天の場合は施工をおやめください)
  • 試験器を接着する箇所を選定し、周辺の汚れをブラッシングにより清掃、ウエス等で拭き取ります。
    ※選定する際、欠陥箇所(ひび割れ、あばた、骨材露出)のない表面を選定してください。

工程②

剥離剤塗布(試験終了後、器材を剥がしやすくします)
  • 型紙(製品に付属しています)を使用し、器材を取り付けるための接着剤が付着する面に下地処理材(剥離剤)を塗布します。
    ※推奨剥離剤:はくりプライマー(コニシボンド)

工程③

試験器への注水
  • 水道水を準備し、スポンジ(5ヶ)を1度吸水させ、しぼります。
  • 試験器にスポンジを入れ、スポンジを押し込みながら注水します。(注水量=500g)
    ※各スポンジに水を浸み込ませながらゆっくりと注水してください。

工程④

接着剤塗布
  • 試験器のつば部分に接着剤を適量塗布します。
    ※推奨接着剤:はくりシールONE(コニシボンド)
    ※接着剤がスポンジ部分に付着しないよう接着剤の量に注意してください。
  • 接着剤は2mm弱の厚さで均等に塗ってください。接着する面には段差がついています。接着剤が内側にはみ出さないようにしてください。

工程⑤

重量計測、試験器接着
  • 台秤で試験開始前の重量を計測(1kg弱程度)
  • 剥離剤が乾燥していることを確認してから試験器を接着します。(1~2分程度押さえつける)
    ※接着剤が試験器の穴から溢れだすことを確認し、均一に接着するようしっかりと押さえつけてください。
    ※漏水がないか確認してください。漏水している場合は接着不良により試験器落下の可能性があるため、別の試験箇所で再度接着するか、接着剤を除去してから同一箇所に接着してください。

工程⑥

試験開始7日後試験終了
  • 接着面にスクレーパーを数か所さし入れ、ゆっくりと剥がしてください。
    ※水がこぼれないように丁寧にとりはずしてください。
  • 台秤で試験終了時の重量を計測します。
  • 試験開始前と試験終了時の重量差から吸水量を算出します。透水量(A)
  • 接着剤をきれいに除去し、ブラシで水洗い洗浄してください。
塗布後計測

塗布前計測と同一箇所で塗布前計測と同様の試験を行い、透水量を算出します。
透水量(B)

施工要領PDFダウンロード  ※施工ビデオをご参照ください

製品荷姿

Osmo現場透水量試験器は壁面用、水平部用、天井面用それぞれ6本(個)1セットです。型紙は各セットに1枚入っております。

現場透水量試験器による性能確認例

【試験場所】
工事名: 東北中央自動車道
栗子トンネル(山形側)工事
立会者: 三井住友建設株式会社
【配合】
セメント: 高炉スラグB種
設計条件: 普通 24 18 20 空気量=4.5%


図1.トンネル内

表1.配合表

水セメント比
(%)
混和剤
(kg/m3
細骨材率
(%)
単位量(kg/m3
W C S1-① S-② G-① G-② Ad
52.6 20 47.4 175 313 492 328 557 371 3.33
【試験期間】
平成23年 5月20日~5月27日 塗布前計測
平成23年 6月13日~6月21日 Osmo施工~養生(約1週間)
平成23年 6月22日~6月29日 Osmo時計測
【測定箇所】

透水量試験測定箇所を表2に、図2~図5に写真を示す。

表2.測定箇所

  表記 貼付位置 測定数
R側 R1 STA.201+40.0(1BL) 3
R2 STA.200+65.0(7BL) 3
L側 L1 STA.201+02.5(4BL) 3
L2 STA.200+27.5(10BL) 3
  • 塗布前(NO)

    図2.R側

    図3.L側
  • Osmo塗布(OS)※塗布前と同箇所

    図4.R側

    図5.L側
【現場透水量測定結果】

表3、表4に透水量測定結果を示す。図6、図7に透水量結果グラフ(平均)を示す。
また、表5、図8にR側L側の平均吸水量結果とグラフを示す。

表3 R側-透水量測定結果(7日間)

  塗布前(NO) 透水量(ml) Osmo(OS) 透水量(ml) 抑制率
R1 NO-1 140 OS-1 19 86%
NO-2 90 OS-2 11 88%
NO-3 32 OS-3 2 94%
R2 NO-4 214 OS-4 52 76%
NO-5 172 OS-5 44 74%
NO-6 269 OS-6 48 82%
R側 NO(平均) 153 OS(平均) 29 81%

表4 L側-透水量測定結果(7日間)

  塗布前(NO) 透水量(ml) Osmo(OS) 透水量(ml) 抑制率
L1 NO-1 144 OS-1 50 65%
NO-2 140 OS-2 24 83%
NO-3 75 OS-3 13 83%
L2 NO-4 99 OS-4 15 85%
NO-5 82 OS-5 15 82%
NO-6 119 OS-6 17 86%
L側 NO(平均) 110 OS(平均) 22 80%

表5 R・L側 平均透水量(7日間)

塗布前
(NO)
透水量
(ml)
Osmo
(OS)
透水量
(ml)
抑制率
NO(平均) 131 OS(平均) 26 80%