リナックオズモの想いphilosophy
インフラメンテナンスは予防保全から
私たちは新設・既設コンクリート構造物の予防保全を 図ることでインフラの⻑寿命化に貢献します。
株式会社リナックオズモは、インフラの⻑寿命化に貢献するけい酸塩系コンクリート表⾯含浸材【L-OSMO】シリーズのメーカーです。
⽇本で初めて中性化したコンクリートで効果を発揮することを確認した薬剤である固化型けい酸リチウム系コンクリート表⾯含浸材【L- OSMO固化型KK】を開発したリーディングカンパニーです。(特許第4484872号)
【L-OSMO固化型KK】は【⺟材コンクリート改質材】のパイオニアでもあります。様々な表⾯保護材と組み合わせが可能な固化型けい酸塩系表⾯含浸材をインフラ⻑寿命化にお役⽴て下さい。(特許第7311215号)
「⺟材コンクリート改質⼯法(併⽤⼯法)」とは
固化型けい酸塩系表面含浸材を表面保護工法(表面被覆・断面修復)の下地改質工に用いる補修工法です。
母材コンクリート(下地コンクリート)の改質を行った上で、表面被覆材・断面修復材を施工することにより、コンクリート表層部と表面(内と外)を二重に保護し、既設コンクリート構造物を長寿命化します。
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linack
リナック
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lithium
リチウム -
natrium
ナトリウム -
calcium
カルシウム -
kalium
カリウム
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lithium
「事後保全」から⼀歩進んで「予防保全」の時代に
笹⼦トンネルの痛ましい事故を受けコンクリートの安全神話は崩壊し、我が国はインフラメンテナンスに⼤きく舵を切りました。「事後保全」ではなく「予防保全」を施すことによるライフサイクルコスト低減を⽬標とした各⾃治体のインフラ⻑寿命化計画の策定が進み、全国で本格的にインフラの予防保全が始動しました。
そんな予防保全時代に求められるのは、低コストの⻑寿命化製品です。ヒト・カネが⾜りなくてもインフラメンテナンスは待ったなし。他の補修⼯法に⽐べ⼿軽に施⼯できコストパフォーマンスもよい【けい酸塩系表⾯含浸材】はまさに予防保全時代に貢献する材料です。
●国⼟交通省ホームページより
「予防保全」 と 「事後保全」 の維持管理・更新費用の比較
【将来の維持管理・更新費用の推計結果(2018年11月30日公表)】
けい酸塩系表⾯含浸材について
【けい酸塩系表⾯含浸材】には、
まだまだ⼀般に浸透していない特徴があります。
予防保全時代に貢献する【けい酸塩系表⾯含浸】ですが、⼟⽊業界ではまだまだ新しい材料です。2005年に⼟⽊学会より「表⾯保護⼯法設計施⼯指針(案)」コンクリートライブラリー119号が制定され、その中で表⾯含浸⼯マニュアルが策定されるに⾄って、【けい酸塩系表⾯含浸材】はコンクリート構造物の劣化補修⼯法の1つとして評価され始めました。2012年に「けい酸塩系表⾯含浸⼯法の設計施⼯指針(案)」コンクリートライブラリー137号が制定され、評価基準であるJSCE-K 572が定められたところです。
そんな【けい酸塩系表⾯含浸材】には、まだまだ⼀般に浸透していない特徴があります。
Osmosis into concrete
コンクリートに浸透する
【けい酸塩系表⾯含浸材】は、
2種類あることをご存知でしょうか?
【けい酸塩系表面含浸材】は、【固化型】と【反応型】に分類されます。
【固化型】:既設コンクリート構造物に効果的
【反応型】:新設コンクリート構造物に効果的
【反応型】は、コンクリート表層部の水酸化カルシウムが消失している状態(中性化)では、化学反応が発生し難く、コンクリートを改質(緻密化)することができないのでご注意ください。(市場の【けい酸塩系表⾯含浸材】は、ほぼ全て【反応型】に分類される薬剤です。)
適用するコンクリート構造物の状況に応じて、正しい使い分けをお願いします。
【けい酸塩系表⾯含浸材】が、
⽔掛かりやひび割れ部に有効なことをご存知でしょうか?
シラン系表⾯含浸材(撥水型)とけい酸塩系表⾯含浸材(緻密化型)の使い分けについてのお問い合わせをよく頂きます。
キーワードは「⽔掛かり」と「ひび割れ」です。
けい酸塩系表⾯含浸材(緻密化型)は、シラン系表面含浸材(撥水型)の適用性が低い、水掛かり・ひび割れ部への適用性が高い材料です。加圧透水性試験・ひび割れ透水性試験で効果を確認している材料をお役立てください。
水掛かり部
ひび割れ部
⺟材コンクリート改質⼯法
(併⽤⼯法)
固化型けい酸塩系表⾯含浸材を表⾯保護⼯法の下地改質⼯としてお使いください。
【けい酸塩系表⾯含浸材】のコンクリート表層部(表⾯から数ミリ)を緻密化し改質するという“唯⼀無⼆”の特徴が、コンクリート構造物を⻑寿命化します。
表⾯被覆材では改質できない⺟材コンクリートの表層部のマイクロクラックや微細な空隙を、固化型けい酸塩系表⾯含浸材で充填することで、コンクリート表層部と表⾯(内と外)を⼆重に保護します。表面被覆材が剝がれても、緻密化されたコンクリート内部の保護層が劣化因子(⽔分・塩化物イオン・二酸化炭素)の侵⼊を抑制します。塗布した薬剤はコンクリート表層部に含浸し、表⾯には残存しないので、浮き・剝がれとは無縁です。補修効果が⻑期間期待できる補修⼯法です。
「⺟材コンクリート改質⼯法(併⽤⼯法)」とは
固化型けい酸塩系表面含浸材を表面保護工法(表面被覆・断面修復)の下地改質工に用いる補修工法です。
母材コンクリート(下地コンクリート)の改質を行った上で、表面被覆材・断面修復材を施工することにより、コンクリート表層部と表面(内と外)を二重に保護し、既設コンクリート構造物を長寿命化します。